世界を守れそうな6人
「かなこ、お前……!」
「かなこさん、賢明な判断だね。……さあて、旭。
一応これでも君の気持ちは分かっているつもりではいるけどさ。
でも旭の命にも関わる事だから、今はそうも言っていられない」
「…………」
旭を見下ろす奏と、俯いたままの旭。そのままずっとその状態が続く。
2人の間にいるしゃがむ咲と里緒。奏の隣にいる蛍人。
彼ら3人はどうすればいいか分からず、ただその状況を見守る事しか出来なかった。
「お前、この先の事分かっていて言っているだろ?」
「さあ? 分かっていてもいなくても、ボクが言う事は同じだと思うけど?」
やっと旭が言葉を口にしたかと思えば、奏に対してやや怒りをあらわにしたような発言であった。
本当は奏にはこの事も既に見えていた。この事だけではない。この先の事もだ。
だがそれを言う事は奏には出来なかった。それは旭にも分かっている事であろう。
「かなこさん、賢明な判断だね。……さあて、旭。
一応これでも君の気持ちは分かっているつもりではいるけどさ。
でも旭の命にも関わる事だから、今はそうも言っていられない」
「…………」
旭を見下ろす奏と、俯いたままの旭。そのままずっとその状態が続く。
2人の間にいるしゃがむ咲と里緒。奏の隣にいる蛍人。
彼ら3人はどうすればいいか分からず、ただその状況を見守る事しか出来なかった。
「お前、この先の事分かっていて言っているだろ?」
「さあ? 分かっていてもいなくても、ボクが言う事は同じだと思うけど?」
やっと旭が言葉を口にしたかと思えば、奏に対してやや怒りをあらわにしたような発言であった。
本当は奏にはこの事も既に見えていた。この事だけではない。この先の事もだ。
だがそれを言う事は奏には出来なかった。それは旭にも分かっている事であろう。