世界を守れそうな6人
「追わなくて良い。あいつ、こういう騒がしい場所にいると気分悪くするから。親睦会の時みたいにな」


誰かが追い掛けようとするのを旭が止める。

後から入って来た幼馴染トリオはいまいち状況が掴めていない状況であった。


「喧嘩とかしていたりしたのかな……?」

「いえ、そんな事は決して……!!」


佐和が気まずい雰囲気だったのかと不安になるのを咲は否定し、


「って言うか、遠山お前その足どうしたんだよ!?」

「転んだだけなんで平気です」


柚太はようやく旭が膝に傷を負っている事に気付き心配し、


「笹原さん、何でこうなったのか教えてくれないかな?」

「えーっと、ですね……」


唯一郁人だけが状況説明を1番聞きやすかったであろう里緒に聞いた。
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