世界を守れそうな6人
2人の成仏を見届けた後、安心しきったのか旭はその場に崩れるように倒れる。
それにすぐに気付いた柚太が慌ててそれを受け止めた。
「ちょ、お前……」
「安心感と今まで憑かれていた分の体力の消耗のせいだと思う。
結構我慢していたんだろう? 少しは休ませてやれ。
事情なら遠山が起きたらキチンと説明するから。逃げも隠れもしない」
柚太の腕の中で眠る旭はとても穏やかな顔をしている。
全てから解放されて安心しきっているのだろう。
「お疲れ様、旭君!」
「今日1日くらいサボったって大丈夫ですから……!」
「ボク、部屋に連れて行きます。湯浅君も手伝って?」
「了解です」
徐々にざわつき始める朝、寒河江兄妹は旅立って行った。
それは嬉しくもあり寂しくもあるが、兄妹にとっては幸せな忘れられない日となっただろう。
それにすぐに気付いた柚太が慌ててそれを受け止めた。
「ちょ、お前……」
「安心感と今まで憑かれていた分の体力の消耗のせいだと思う。
結構我慢していたんだろう? 少しは休ませてやれ。
事情なら遠山が起きたらキチンと説明するから。逃げも隠れもしない」
柚太の腕の中で眠る旭はとても穏やかな顔をしている。
全てから解放されて安心しきっているのだろう。
「お疲れ様、旭君!」
「今日1日くらいサボったって大丈夫ですから……!」
「ボク、部屋に連れて行きます。湯浅君も手伝って?」
「了解です」
徐々にざわつき始める朝、寒河江兄妹は旅立って行った。
それは嬉しくもあり寂しくもあるが、兄妹にとっては幸せな忘れられない日となっただろう。