世界を守れそうな6人
「まあ、オレより柚太先輩の方が恥ずかしかったと思いますけどね」
そんなアリスはヤケにでもなったかのように見た事もない位に愛想をふりまき、
“気味が悪い”と言われても怒る事なく笑顔を続けていた。
ただし同級生に変な事を吹きこまれた際は、
素に戻りスカート姿にも関わらず必死になってその同級生を追いかけ回していた。
はたからみれば地に戻ったと言うべきなのだろうか。それもまた今となっては思い出である。
「変な事思い出させるな、遠山」
「あ、先輩。いつの間に。遅かったじゃないですか」
「またロッカーの下に物落としたとか言われて、それ拾うの手伝っていたんだよ」
入口には頭を抱え、うなだれる柚太の姿がそこにはあった。
そんなアリスはヤケにでもなったかのように見た事もない位に愛想をふりまき、
“気味が悪い”と言われても怒る事なく笑顔を続けていた。
ただし同級生に変な事を吹きこまれた際は、
素に戻りスカート姿にも関わらず必死になってその同級生を追いかけ回していた。
はたからみれば地に戻ったと言うべきなのだろうか。それもまた今となっては思い出である。
「変な事思い出させるな、遠山」
「あ、先輩。いつの間に。遅かったじゃないですか」
「またロッカーの下に物落としたとか言われて、それ拾うの手伝っていたんだよ」
入口には頭を抱え、うなだれる柚太の姿がそこにはあった。