世界を守れそうな6人

ガールズトーク

翌日、火曜日の昼休み。

この日、佐和と咲は里緒と一緒に学食でお昼を食べる事となった。

たまにはガールズトークをしようと里緒が提案したのだ。


「ねえ、彼ってさ……」


それぞれ昼食を手に入れ、空いている席へと腰掛けた時の事。

食べようとした彼女達の視線は、嫌でも少し離れた位置にいるとある人物へと向けられる。

その視線の先にいた人物はと言うと……。


「湯浅君、熱はすっかり良くなったようですよ。まだ風邪気味みたいですけどね」

「いや、熱が下がらなければこんな場所にはいないでしょうね」


蛍人であった。ただ単に普通に食事をしているなら、こうして里緒と咲が呆然とする事もないだろう。
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