世界を守れそうな6人
蛍人はまるで当たり前だと言わんばかりに大盛りの範ちゅうを超えた量のご飯を片手に、食事をしていたのだった。
見慣れた光景ではあるとはいえ、蛍人は病み上がり。
それなのにいきなりあの量を食べるとは、誰も予想はしていなかっただろう。
「ああ、郁ちゃんから学食が安くなるフリーパス貰ったからだよ。
沢山使わなければ何だか大変な事をされるって言われちゃったみたいでね。だから必死なんだと思う」
暢気に佐和が当たり前だと言わんばかりに2人へと事情を説明する。
その言葉に里緒は呆れながら“会長……”と額に手を当て溜息を吐いた。
「また体調を崩されなければ良いですが……」
咲が蛍人を心配しつつ、里緒と佐和は日替わりの学食を、咲は作って来たお弁当をそれぞれ頬張り始めた。
見慣れた光景ではあるとはいえ、蛍人は病み上がり。
それなのにいきなりあの量を食べるとは、誰も予想はしていなかっただろう。
「ああ、郁ちゃんから学食が安くなるフリーパス貰ったからだよ。
沢山使わなければ何だか大変な事をされるって言われちゃったみたいでね。だから必死なんだと思う」
暢気に佐和が当たり前だと言わんばかりに2人へと事情を説明する。
その言葉に里緒は呆れながら“会長……”と額に手を当て溜息を吐いた。
「また体調を崩されなければ良いですが……」
咲が蛍人を心配しつつ、里緒と佐和は日替わりの学食を、咲は作って来たお弁当をそれぞれ頬張り始めた。