世界を守れそうな6人
「もう、つまんないなあ……」
「ご、ごめんなさい……でも、湯浅君に振り向いて貰えると良いですね」
咲の言葉に照れながらハニかむ里緒。その里緒が次に恋愛話を振ったのは佐和であった。
里緒は“柚太と郁人のどっちかをいい加減に選ばないと”、と彼女に言うも……。
「うーん……選べ、って? 郁ちゃんもユズも大切な幼馴染。選ぶも何もないでしょ?
よく喧嘩するし、その喧嘩理由もよく分からないけど2人とも良い子なんだから」
この佐和の回答により、里緒は何も聞かなくなった。
もう何を言っても、あまりにも鈍すぎるから無駄だと悟ったのだろう。
必死に自分をアピールしている郁人を、里緒は可哀想に感じた。
「ご、ごめんなさい……でも、湯浅君に振り向いて貰えると良いですね」
咲の言葉に照れながらハニかむ里緒。その里緒が次に恋愛話を振ったのは佐和であった。
里緒は“柚太と郁人のどっちかをいい加減に選ばないと”、と彼女に言うも……。
「うーん……選べ、って? 郁ちゃんもユズも大切な幼馴染。選ぶも何もないでしょ?
よく喧嘩するし、その喧嘩理由もよく分からないけど2人とも良い子なんだから」
この佐和の回答により、里緒は何も聞かなくなった。
もう何を言っても、あまりにも鈍すぎるから無駄だと悟ったのだろう。
必死に自分をアピールしている郁人を、里緒は可哀想に感じた。