世界を守れそうな6人
「でも油断出来ないよ。榊君、意外に人気ありそうだし。早く告白しちゃいなさいよ!」
それに対して咲はまるで“何を言い出すんですか、貴女”と今にでも言いだしそうな顔をしたかと思えば、
少し寂しそうな表情を浮かべる。
「さっちゃん? 何か悪い事でも言ったかな?」
「いえ……別にそんな事は……」
「だったら……」
「里緒ちゃん知らなかったっけ? 今奏君入院しちゃっているから、したくても出来ないんだよ」
佐和が里緒にそれを伝えると、里緒は“そうなの”とも“だったら仕方ないね”と、
申し訳なさそうにする訳でもなく。ただ身体を震わせる。
「お見舞いとかには行ったの?」
「いえ……来週の月曜日に行く予定ではありますが……」
心配する咲から新たに聞き出した事実に対し、更に里緒はフルフルと身体を震わせている。
その理由を佐和が聞く前に、里緒は突然感情を爆発させた。
それに対して咲はまるで“何を言い出すんですか、貴女”と今にでも言いだしそうな顔をしたかと思えば、
少し寂しそうな表情を浮かべる。
「さっちゃん? 何か悪い事でも言ったかな?」
「いえ……別にそんな事は……」
「だったら……」
「里緒ちゃん知らなかったっけ? 今奏君入院しちゃっているから、したくても出来ないんだよ」
佐和が里緒にそれを伝えると、里緒は“そうなの”とも“だったら仕方ないね”と、
申し訳なさそうにする訳でもなく。ただ身体を震わせる。
「お見舞いとかには行ったの?」
「いえ……来週の月曜日に行く予定ではありますが……」
心配する咲から新たに聞き出した事実に対し、更に里緒はフルフルと身体を震わせている。
その理由を佐和が聞く前に、里緒は突然感情を爆発させた。