世界を守れそうな6人
君に会いに
放課後。その場では行くと宣言していた咲であったが、
その気持ちは時間が経つにつれて徐々に揺らいで行った。行くべきか行かざるべきか。
悩みに悩んだ結果、やはり最初に決めた約束は約束。来週の月曜日にしよう。
そう思い立って生徒会室へと向かおうとしたその時だった。携帯からメールの着信音が流れたのは。
咲は何となくこのメールの差出人を想像した。
こんな絶妙なタイミングで送ってくる人物を、咲は1人しか知らない。
「……やっぱり」
差出人は里緒。内容は大まかに言ってしまえば“ちゃんと行きなさい”と言う内容。
メールを無視する事も可能だ。だがこのメールを送った里緒の表情を想像するだけで、咲は寒気を覚えた。
その気持ちは時間が経つにつれて徐々に揺らいで行った。行くべきか行かざるべきか。
悩みに悩んだ結果、やはり最初に決めた約束は約束。来週の月曜日にしよう。
そう思い立って生徒会室へと向かおうとしたその時だった。携帯からメールの着信音が流れたのは。
咲は何となくこのメールの差出人を想像した。
こんな絶妙なタイミングで送ってくる人物を、咲は1人しか知らない。
「……やっぱり」
差出人は里緒。内容は大まかに言ってしまえば“ちゃんと行きなさい”と言う内容。
メールを無視する事も可能だ。だがこのメールを送った里緒の表情を想像するだけで、咲は寒気を覚えた。