世界を守れそうな6人
「何言っているの、さきちゃん? や・く・そ・く だもんねぇ……?」
「そう、ですね……」
里緒がニンマリと笑い、視線を別の場所へと移した。その視線の先にいたのは……。
「だぁーから! いい加減その手を放せぇー……」
腕を振りほどこうとする旭と、どうすれば良いか分からずずっと腕を掴んだままの蛍人であった。
嫌がる旭とは対照的に蛍人は放したくないが為に必死の様子……でもなく、無表情で振り回されていた。
「さ、2人共どうする? 会長と榊君。どっちに行くの?会長の方だとちょっと協力して欲しい事があるんだけどな」
里緒の迫力ある声に旭達は動きを止めた。
蛍人の旭の腕を握る力も強さを増したのか、旭は本気で痛がり出したと言う。
「そう、ですね……」
里緒がニンマリと笑い、視線を別の場所へと移した。その視線の先にいたのは……。
「だぁーから! いい加減その手を放せぇー……」
腕を振りほどこうとする旭と、どうすれば良いか分からずずっと腕を掴んだままの蛍人であった。
嫌がる旭とは対照的に蛍人は放したくないが為に必死の様子……でもなく、無表情で振り回されていた。
「さ、2人共どうする? 会長と榊君。どっちに行くの?会長の方だとちょっと協力して欲しい事があるんだけどな」
里緒の迫力ある声に旭達は動きを止めた。
蛍人の旭の腕を握る力も強さを増したのか、旭は本気で痛がり出したと言う。