世界を守れそうな6人

「ごめん、1人にさせて欲しい……このままだと暴言吐きそうだから」


奏がそう咲にお願いするも、咲はそれをかたくなに拒んだ。

このままでは放っておけないというのが彼女の言い分であった。それでも奏は1人にして欲しいと強く言う。

その時、どうしても伝えなければならない言葉を咲はポロリと口にしようとしてしまう。


「放っておくなんて事、出来ませんって…………だって私は……」

「“ボクを好きだから”?」

「…………!?　な、何で…………」


キチンと伝える前に、咲は奏にその後に続く言葉を当てられ顔を赤くする。

それを当てた当の本人は“やっぱりか”と言う表情。何故当てられたのか、その理由は至って簡単である。