世界を守れそうな6人

「ご、ごめん……っ!　出来るだけ喧嘩はしないから。ね?」

「本当に?」

「まあ、完全にするなって言われたら無理だけど。仕方ないからバカ眼鏡に協力してやる。夢の国だしな」


郁人が柚太と出来るだけ喧嘩しない事を約束した途端、

郁人は柚太の“バカ眼鏡”発言に反応し怒りそうになる。

だが佐和と約束してしまった以上、何も言う事は出来ない。それを悔しく感じた。


「……っ!　口には気をつけろ。柚太」

「お前もな。今日だけだからな、仲良くやってやるのは」

「それはこっちの台詞だっ!　じゃあ、行こうか……って佐和ちゃんは?」


2人が休戦協定を結んだ所で、さっきまで落ち込んで元気をなくしていた佐和がそばにいない事に彼らは気付く。