世界を守れそうな6人
「俺、嫌な予感がする」

「奇遇だね。僕もだよ」


3人で乗れるものだから特にモメる事もなく。むしろ柚太達は譲り合いをするくらいであった。

その譲り合いも結局は佐和の“皆で乗ろう”という言葉によって無駄になってしまうのだが。

渋々2人は佐和と共に黄色いコーヒーカップに乗り込み、運転が開始した直後。

その嫌な予感は見事に的中するのであった。


「そーれっ!!」

「わっ、ちょ、佐和……やめ、やめろ……」

(……やっぱりそうなると思った)


勢い良く佐和はグルグルと回し、柚太は軽くパニックになり郁人は無言でそれに耐えていた。

どうやら声にならないほどキツイのだろう。
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