世界を守れそうな6人
「でも諦めないから。あの時は腹が立って思わず出た言葉だけど、今は本気でそう言える」
柚太のその様子を見た郁人はあの時、突然柚太に言った言葉をもう1度言う。
今度は柚太もその言葉の意味をちゃんと理解したようで、言葉の意味を聞かない。
「諦めないも何も、俺は別に佐和の事……」
「……どこまでも無自覚。あの時は自分の都合の良いように
“本気で柚太は佐和ちゃんを好きじゃない”って解釈していたけれど」
「はぁ!? 誰が無自覚だって!?」
「ま、その分有利かな……例え佐和ちゃんが君を好きであっても、君が佐和ちゃんを好きであっても。
柚太、君だけには負けたくない。これは宣戦布告だから」
柚太が怒り狂いだす前に、郁人は勝手にこの話題を切り上げた。
それ以降、柚太が幾ら文句等を言いながら暴れようとも郁人はただ適当に冷静に流すだけだった。
柚太のその様子を見た郁人はあの時、突然柚太に言った言葉をもう1度言う。
今度は柚太もその言葉の意味をちゃんと理解したようで、言葉の意味を聞かない。
「諦めないも何も、俺は別に佐和の事……」
「……どこまでも無自覚。あの時は自分の都合の良いように
“本気で柚太は佐和ちゃんを好きじゃない”って解釈していたけれど」
「はぁ!? 誰が無自覚だって!?」
「ま、その分有利かな……例え佐和ちゃんが君を好きであっても、君が佐和ちゃんを好きであっても。
柚太、君だけには負けたくない。これは宣戦布告だから」
柚太が怒り狂いだす前に、郁人は勝手にこの話題を切り上げた。
それ以降、柚太が幾ら文句等を言いながら暴れようとも郁人はただ適当に冷静に流すだけだった。