世界を守れそうな6人
「……黒板消し、誰も手に届かない位置だよな? 全員が座っているんだから。
って、事はだ。動かずに黒板消しを動かせるのはただ1人と言う事になる。
さて。黒板消しをぶつけて来た理由を聞かせてもらおうか。湯浅よ」
頭に着いた粉をはらいながら1人で勝手に推理して、1人で勝手に犯人を導き出す柚太。
だが推理をしなくとも蛍人だけが平然としていたし、
こんな芸当が出来るのが彼だけだと言う事も全員が知っていた。
「……さっきから話し掛けても無視し、
ただ合宿参加が出来る喜びを“違う”と言って否定し続けていた先輩が悪いんです」
淡々と理由を語る蛍人。しかし小声で話しかけていた蛍人にも非はなかったとは言えず。
柚太に味方すべきなのか蛍人に味方すべきなのか、判断がしがたい状況であった。
って、事はだ。動かずに黒板消しを動かせるのはただ1人と言う事になる。
さて。黒板消しをぶつけて来た理由を聞かせてもらおうか。湯浅よ」
頭に着いた粉をはらいながら1人で勝手に推理して、1人で勝手に犯人を導き出す柚太。
だが推理をしなくとも蛍人だけが平然としていたし、
こんな芸当が出来るのが彼だけだと言う事も全員が知っていた。
「……さっきから話し掛けても無視し、
ただ合宿参加が出来る喜びを“違う”と言って否定し続けていた先輩が悪いんです」
淡々と理由を語る蛍人。しかし小声で話しかけていた蛍人にも非はなかったとは言えず。
柚太に味方すべきなのか蛍人に味方すべきなのか、判断がしがたい状況であった。