世界を守れそうな6人
「あ、有難うございました」
控えめではある物の歌い終えた咲はペコリとお辞儀をする。
すると全員から温かい拍手が送られた。そして中には確信を持ってしまった者もいるに違いない。
咲は確実に奏に好意を寄せていると言う事を。下手すれば交際しているんじゃないかと。
あくまでまだ一部の人間の思っている事ではあるものの、全校生徒に知れ渡るのも時間の問題。
だがそれを咲達は知らない。今の彼女はただ歌い終えた事への満足感と解放感で満たされていた。
「咲ちゃんサイコー!!」
「よくやった」
特別科サイドの会長と副会長が咲を大声でたたえる。まだ勝負は決まった訳でもないのに。
「おいそこ、点数の発表って時に邪魔するな……って、え? 何出たの?」
匡平が柚太と佐和を注意するそばで、体育館中がざわつきだす。
彼が振り向いて大画面を見れば、そこには点数が表示されていて。その点数に咲は口を押さえていた。
控えめではある物の歌い終えた咲はペコリとお辞儀をする。
すると全員から温かい拍手が送られた。そして中には確信を持ってしまった者もいるに違いない。
咲は確実に奏に好意を寄せていると言う事を。下手すれば交際しているんじゃないかと。
あくまでまだ一部の人間の思っている事ではあるものの、全校生徒に知れ渡るのも時間の問題。
だがそれを咲達は知らない。今の彼女はただ歌い終えた事への満足感と解放感で満たされていた。
「咲ちゃんサイコー!!」
「よくやった」
特別科サイドの会長と副会長が咲を大声でたたえる。まだ勝負は決まった訳でもないのに。
「おいそこ、点数の発表って時に邪魔するな……って、え? 何出たの?」
匡平が柚太と佐和を注意するそばで、体育館中がざわつきだす。
彼が振り向いて大画面を見れば、そこには点数が表示されていて。その点数に咲は口を押さえていた。