世界を守れそうな6人
何も知らない彼はそれをあっさりと受け入れ、先に歌い出す。
“体育大会以降、無理矢理女装をさせられる回数が増えた”事を暴露されても、
何とかその恥ずかしさを乗り越え歌いきった彼は87点を記録した。
「87って……柚太先輩、大丈夫なのか? なかなか高いと思うんだけど」
「どうだろう。珍しく予知が来ないからボクにも分からないや」
「だ、大丈夫です! 古瀬先輩はきっと勝ってくれます!」
「…………」
また別の物を食べている蛍人を除いた1年と2年の3人は、その点数が出た直後に不安に駆られる。
柚太はこの点数を超える事が出来るのか、と。
そんな風に各々が不安げにする中、佐和がその不安を拭い去るかのように力強く彼らに言った。
「言ったでしょ!? 絶対に勝てる、って!」
と。マイク越しに繰り広げられる、沢谷と柚太の会話のやり取りなんて聞かせないかのようである。
“体育大会以降、無理矢理女装をさせられる回数が増えた”事を暴露されても、
何とかその恥ずかしさを乗り越え歌いきった彼は87点を記録した。
「87って……柚太先輩、大丈夫なのか? なかなか高いと思うんだけど」
「どうだろう。珍しく予知が来ないからボクにも分からないや」
「だ、大丈夫です! 古瀬先輩はきっと勝ってくれます!」
「…………」
また別の物を食べている蛍人を除いた1年と2年の3人は、その点数が出た直後に不安に駆られる。
柚太はこの点数を超える事が出来るのか、と。
そんな風に各々が不安げにする中、佐和がその不安を拭い去るかのように力強く彼らに言った。
「言ったでしょ!? 絶対に勝てる、って!」
と。マイク越しに繰り広げられる、沢谷と柚太の会話のやり取りなんて聞かせないかのようである。