世界を守れそうな6人
「5人分の想いを背負うなら楽だったんだけど、約120人分はさすがの俺でもちょっと重いな」
やや苦笑を浮かべながら柚太は沢谷に一言そうささやく。
沢谷はきょとんとしたかと思えばふっと笑みを浮かべ、彼の肩を軽く叩いて邪魔にならない隅へと移動した。
匡平からは“この学校で破壊した物は5件。その被害総額は6ケタ”と暴露され、
曲が始まる寸前にマイク越しに大声で“そんなに壊してねえ”と動揺しながらも否定する。
“普通科生徒会室の壁だけじゃなかったんだ”と双方の生徒会メンバーが思う中、柚太が選曲したのはロック。
少し難しい気がしないでもない曲であった。
やや苦笑を浮かべながら柚太は沢谷に一言そうささやく。
沢谷はきょとんとしたかと思えばふっと笑みを浮かべ、彼の肩を軽く叩いて邪魔にならない隅へと移動した。
匡平からは“この学校で破壊した物は5件。その被害総額は6ケタ”と暴露され、
曲が始まる寸前にマイク越しに大声で“そんなに壊してねえ”と動揺しながらも否定する。
“普通科生徒会室の壁だけじゃなかったんだ”と双方の生徒会メンバーが思う中、柚太が選曲したのはロック。
少し難しい気がしないでもない曲であった。