世界を守れそうな6人
男子達が禁止令を出した理由はこれであった。
無駄に上手いせいで全ての人気を柚太がかっさらってしまったからである。
「こんなに上手いならプロにでもなれば良いのに」
「って言うか、音楽の授業じゃ全然こんな風には……」
柚太のその思わぬ歌唱力を間も辺りにしたクラスメイトも、驚きを隠せないでいた。
歌い終えた後の柚太はまだ自分に酔っているような感じではあったが、それも束の間。
その後すぐに“やってしまった”とやや青ざめたような顔で悶絶した。
「ユズ、グッジョブ! 誰も責めないって!」
「柚太先輩凄いじゃないですか!」
「凄いです……感動しました」
次々に聞こえて来る絶賛の声。
仲間達の方を見て柚太は少し安心したようで、ふっと軽く笑って見せた。
無駄に上手いせいで全ての人気を柚太がかっさらってしまったからである。
「こんなに上手いならプロにでもなれば良いのに」
「って言うか、音楽の授業じゃ全然こんな風には……」
柚太のその思わぬ歌唱力を間も辺りにしたクラスメイトも、驚きを隠せないでいた。
歌い終えた後の柚太はまだ自分に酔っているような感じではあったが、それも束の間。
その後すぐに“やってしまった”とやや青ざめたような顔で悶絶した。
「ユズ、グッジョブ! 誰も責めないって!」
「柚太先輩凄いじゃないですか!」
「凄いです……感動しました」
次々に聞こえて来る絶賛の声。
仲間達の方を見て柚太は少し安心したようで、ふっと軽く笑って見せた。