世界を守れそうな6人
その後、去年のように蛍光灯が割られると言う自体もなく滞りなく親睦会は幕を閉じた。

その場に残ったのは生徒会の面々と特別科担当の教師数名だけ。

ビンゴカードが床に捨てられていると言う事もなかった。恐らく脅迫のおかげだろう。


「さて、後片付けでもするか」


柚太のその第一声を合図に、後片付けが始まった。

男子+教師が主となってテーブルなどの重い物を片付け、その後の床掃除を女子2人がモップでザーッとかける。

柚太は軽々とテーブルを5つくらい持って歩き、

蛍人は宙に浮かせたテーブルをそれぞれ倉庫へと片付けて行く半面で、

そんな力もない旭と奏は何度も何度も倉庫とホールを行き来するのであった。
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