世界を守れそうな6人
「あの……何があったんですか?」

「いや、大した事じゃ……」

「今度の体育大会、男子限定の騎馬戦があるでしょ?」

「はい……ありますね。確か学年毎に予選をやって、上位各2チームで決勝……でしたよね?」


咲は騎馬戦絡みの事なんだと言う事は分かったものの、

それでも旭が何故不満そうな顔をしているかが分からなかった。


「あー!! もしかして……旭君、騎手になっちゃったりとか?」

「何!? 本当か? そうだとしたらうらやまし過ぎる……」


奏がそれを言おうとした途端、ようやく2人に気付いた佐和と柚太が、

何処からともなく会話に入り込んで来た。
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