世界を守れそうな6人
波乱の予感
「今年の体育大会、ちょっと厄介な事になる」
『……はい?』
既に予知していたのかずっと冷静なままの奏を除く面々は、突然の言葉に何の事かと首を傾げた。
「実はな……前に俺、壁壊しただろ? 普通科の生徒会室の」
「壊したね。弁償代高かった気がする」
「それが切欠で、あそこの会長が事ある度に因縁吹っかけて来てさ」
「そうなんですか」
「で、その結果。この体育大会で決着をつけようと言う事に。生徒会役員総出で」
『……はい?』
既に予知していたのかずっと冷静なままの奏を除く面々は、突然の言葉に何の事かと首を傾げた。
「実はな……前に俺、壁壊しただろ? 普通科の生徒会室の」
「壊したね。弁償代高かった気がする」
「それが切欠で、あそこの会長が事ある度に因縁吹っかけて来てさ」
「そうなんですか」
「で、その結果。この体育大会で決着をつけようと言う事に。生徒会役員総出で」