世界を守れそうな6人
真っ先にそれに驚いたのは旭であった。
親睦会以降、この2人はまるでお笑いコンビを組んだかのようなやりとりが繰り広げられる事がある。
「お前、意外にやる気だったりするのか……オレはそんなに乗り気じゃないって言うのに」
「……参加出来るものならば参加できた方が良いじゃないですか。楽しいですし」
“いや、それはそうだけど”と旭の呟きが聞こえた。
一方、仮装と言う言葉に目を輝かせていた佐和はハッと我に返り、柚太に反論を再び始めた。
「仮装リレーは良いとして! 絶対に嫌だからね……ユズと向こうの会長の勝手な私情に巻き込まれるのは」
「……負けた方は勝った方の言う事を生徒会役員の数だけ聞いてくれるとしても?」
「え?」
「どういうことですか?」
親睦会以降、この2人はまるでお笑いコンビを組んだかのようなやりとりが繰り広げられる事がある。
「お前、意外にやる気だったりするのか……オレはそんなに乗り気じゃないって言うのに」
「……参加出来るものならば参加できた方が良いじゃないですか。楽しいですし」
“いや、それはそうだけど”と旭の呟きが聞こえた。
一方、仮装と言う言葉に目を輝かせていた佐和はハッと我に返り、柚太に反論を再び始めた。
「仮装リレーは良いとして! 絶対に嫌だからね……ユズと向こうの会長の勝手な私情に巻き込まれるのは」
「……負けた方は勝った方の言う事を生徒会役員の数だけ聞いてくれるとしても?」
「え?」
「どういうことですか?」