神様はピエロ、



あたしはおずおずと
凛と柚子に近づき、

トントンと
肩を叩いた―




「あ?

‥って菜央!
大丈夫かっ?」

「凛、何してんの?」




「菜央は安心しな、
あたしらがこいつ
懲らしめてやっから」

「菜央辛かったね‥
まじこいつ最低だわ」




みんなして何?

あたし‥
紗織に旭を
とられたの?



いやいや、
いつの間に?

てか昨日エッチ
したばっかだよ?





「‥まさか、!」




あたしは急いで
携帯の受信メールを
確認した―、


















深夜、旭から
メールがきてた

寝ぼけて
読んだんだ―。















携帯を持つ手に
力が入る、

汗がにじむ_















カチ―



―――――――――
送信者:旭
件名:(non title)
本文:

 ごめん、菜央
 別れよう

 俺、
 彼女できたから

―――――――――






















夢じゃなかった

ふられてた‥―
















新しい彼女って
鞠村紗織?











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