人生の選択肢~あの頃に戻る方法~
演目はダンスに決定した。

ただ、ダンスと言っても
男子のダンスと女子のダンス
そして全員で踊るダンス、この3つで構成に決まった。

演目チームは23人。
男子は、6人。女子は17人。
男子のダンスはこの6人が担うことになった。

清水に代わり、茉莉花が教壇にたっていた。
茉莉花は元々演目チームに入っており、どうやらリーダーになったようだ。

「では、男子はこの6人で決定しました。女子チームに関しても17人でもやれますが、入りたい!って人いますか?」

茉莉花は女子達の顔を見つめる。

「逆にいえば、この17人の中でも踊りではなく裏方に徹してもらう方もいます。そう言った意味でも是非より多くの方に参加してほしいです」

旗チームとパネルチームに問いかけているのだろう。茉莉花は私を見つめた。

「小栗、どうダンス?」

急にふられたのでビクッとなる。
瑞希が後ろで笑っている。

「あー私ねー、あー、っとー、、どうしましょう」

「いいじゃん、小栗やりなよ!」

瑞希がニヤニヤしながら言う。

「そんな、丹羽さんもどうですか?」

私は、瑞希を道連れする事にした。

「それじゃあ、2人決定で」

茉莉花は有無を言わさず、決断する。
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