人生の選択肢~あの頃に戻る方法~
「まぁまぁ皆!とりあえず、聞こうよ話」

美波が中間役にまわってくれた。
元々、計画を知っているだけあって、この役を買ってでてくれたのだ。

「私達、最後の文化祭。泣いても笑ってもこれが最後です。」

皆は私の言葉に耳を傾けてくれる。

「4月にこのクラスで1年やっていくってなった時からすでに私達は戦いが始まっているんです!」

「私達は悪の組織、ティーチャーズとジュッケーンから身を守らなくてはならない」

そこで、
と瑞希は1枚紙をめくった。

「私達でその悪の組織を滅ぼそうじゃないか!私達の使命は、このクラスの平和を保つ事!」

私は熱く語る。

「いや。もといそんな事言ってるけど、実際は他のクラスが考えもつかなかったような事をしたいだけ。てか、今私が戦隊モノにハマってるからそれをモチーフにどうかって思ったんだけどね」

「でも、それ面白そう」

1人の女子が、笑って言った。

「なんか、変だけど、、旗は旗、パネルはパネルってなるよりはその戦隊モノのモチーフで旗とパネル一緒に見えるような見え方したら、体育祭とかでも目立ちそうだし」

確かに、と皆が口々に言う。

「最優秀賞も狙いたいしな」
「うんうん、最初はは?ってなったけど、なんか一体感あるよね」
「でも、旗はエビってなに?(笑)」
「じゃあ、パネルはどうやってやっていくの?」

「はいはーい!まだ話は終わってませんよー」

瑞希が皆を制した。
しんっと静かになる。
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