人生の選択肢～あの頃に戻る方法～

クラスが変わって早１週間。

私は、お昼休みに他クラスにいた。
１年生～２年生の時いつも一緒にいた親友の鈴木千佳(すずきちか)とご飯を食べるためにだ。

千佳は3年2組、私は3年4組に
見事に離れ離れになってしまった。

｢３年生も一緒のクラスだと思ったのにな～｣

千佳は、ため息混じりに言う。

｢ねぇー私もちーちゃんと３年間一緒だと思った
｣

｢どう？クラスは？｣

千佳は私に聞いてきた。

｢んー、、カッコイイ男子がいない！！｣

｢あはは、小栗らしいね！！｣

私という人物を知り尽くしている千佳は、
私の発言にケラケラと笑っている。

｢ちーちゃんはどう？クラスに馴染めそう？｣

私は3年2組をぐるっと見回した。

お昼休み、他のクラスにいったり違う所で食べたりしているのかクラスにはあまり人がいなかった。

｢うーん、、まぁ吹奏楽一緒だった人もいるし、まぁまぁ馴染めるかな？｣

｢そっか、｣

｢そんな事よりさ！小栗のクラスに渡部君いるよね？｣