人生の選択肢～あの頃に戻る方法～

昼休み後の授業はなんでこんなにも眠たいのだろう。
クラスの半分は寝ている。
私も眠りに落ちそうだ。。

ふと、千佳の言葉を思い出す。

『少しは応援してよ！』

私は、渡部君を見た。
彼も、睡魔には勝てなかったのだろう。
机に突っ伏して寝ている。

(応援しろと言われても、どう応援すればいいのか分からんな)

私は、彼を見るのをやめて
つまらない授業に耳を傾けながら、ノートに落書きをする。



こんな感じで日々時間は過ぎて行った。



最初に比べたら、クラスの女子ともだいぶ仲良くなった。
元々、うるさいで有名な私は最初は近寄りがたい感じだったのだろう。

｢話してみると、やっぱり面白いんだね！｣

そう言って、私は常に女子の中心にいた。

男子は、変なものを見るような目で私を見ている
そんなのはもう慣れっこだ。

もとい、私は第二の人生を送っているのだ。
思い描いていた高校生活はとうに崩れているのだ