双子の兄になって男子校に潜入!





なんで私を見せたくなかったのかわかんないけど・・・


ブスだからか?


自分で言って虚しい・・・



「お前騎馬戦だよな?」


『400mもだけどな』


「大丈夫なのか?」


『悪かったな、背が低くて』


「俺はそういう意味で言ったわけじゃねぇよ」


『そうですか~』


「なに斗真の事怒らせてんの?和磨」



後ろから龍也が声をかけてきた。



『はよ、龍也』


「はよ、斗真。俺らも騎馬戦出んだぜ」


『そうなんだ』


「しかも組一緒!」


『マジか!?ラッキー!!』


「和磨とな」


『和磨とかよ・・・』


「俺じゃ不満か!」



ちょっと不機嫌になった和磨。


思わず心の中で笑ってしまった。




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