双子の兄になって男子校に潜入!
そして午前の部最後の400mになった。
疲れすぎて走れるか心配だ。
スカートは大丈夫かって?
スカートがめくれないように走るの得意だから、大丈夫!
そして私の出番になった。
《位置について!
よーい・・・》
バンッ
音が鳴ったと同時に走り出す。
私の速度はぐんぐん上昇。
そして落ちることなくそのまま1位でゴールした。
「相変わらず速ぇな」
戻ると橋本に言われた。
『まぁな』
「でもパンツ見えなくて残念」
『残念がるなよ、陸』
「スカートで走るの上手かったね」
『たまたまだよ、律』
たまに怖いこと言うから困るんだよ、双子は。
「昼飯にしようぜ」
大島に言われて屋上に移動した。