横顔の君
悶々とする日々が続いた。
普通なら…
もし、多少なりとも好意があれば、どちらからともなく、会う約束なんかを取り付けて、そこから自然とお付き合いが始まるものだけど、照之さんにはその様子は全くない。
嫌われてる…とまではいかないと思うのだけど、でも、それってもしかしたら嫌われてるんだろうかって不安になる。
そんな調子だから、私からはとてもじゃないけど言い出せない。
あれからも、私は時々古本屋さんを訪ねては、長編ファンタジー小説を買い…
そして、時々市場で待ち伏せしては、そこから一緒に帰って…
そのことに関しては、照之さんは少しも嫌がる様子もないし、結構いろいろ話してくれるから、やっぱり嫌われてるとは思えないのだけど、それは私の勝手な思い込みなんだろうか?
相手の気持ちがわかる機械があったなら、私は少々無理してでも絶対に買うのに…
そんな妄想にも似たことを考えてしまう私は、ちょっと病んでるのかもしれない。
そう、恋煩いという奴だ。
(あぁ~…どうにかならないのかな。
こんな状態じゃ、身がもたない。)
そんなことを毎日考えながらも、何ひとつ進展しない…
悶々と…悶々と…日々悶々としながら、時間だけが虚しく過ぎて行った。
普通なら…
もし、多少なりとも好意があれば、どちらからともなく、会う約束なんかを取り付けて、そこから自然とお付き合いが始まるものだけど、照之さんにはその様子は全くない。
嫌われてる…とまではいかないと思うのだけど、でも、それってもしかしたら嫌われてるんだろうかって不安になる。
そんな調子だから、私からはとてもじゃないけど言い出せない。
あれからも、私は時々古本屋さんを訪ねては、長編ファンタジー小説を買い…
そして、時々市場で待ち伏せしては、そこから一緒に帰って…
そのことに関しては、照之さんは少しも嫌がる様子もないし、結構いろいろ話してくれるから、やっぱり嫌われてるとは思えないのだけど、それは私の勝手な思い込みなんだろうか?
相手の気持ちがわかる機械があったなら、私は少々無理してでも絶対に買うのに…
そんな妄想にも似たことを考えてしまう私は、ちょっと病んでるのかもしれない。
そう、恋煩いという奴だ。
(あぁ~…どうにかならないのかな。
こんな状態じゃ、身がもたない。)
そんなことを毎日考えながらも、何ひとつ進展しない…
悶々と…悶々と…日々悶々としながら、時間だけが虚しく過ぎて行った。