横顔の君

ところが、お風呂に入ったところで、頭の中は少しもすっきりせず…
しかも、目が冴えて全然眠れない…
あぁ、恥ずかしい…いい年をして、まさに中学生の初デート状態だ。
だいたい、明日はデートじゃないのに…

そんなことを思うと、ちょっと気落ちはするものの、でも、現実には二人でランチして映画だから、内容的にはデートと同じこと。
それに、私には明確な恋愛感情がある…
ただ、それが一方的な想いだってことが問題なんだけど…



明日、照之さんはどんな格好で来られるだろう？
多分、洋服…
いつもの雰囲気かな？



それを頭にイメージしただけで、私の顔には不気味な笑みが…



こんな調子で大丈夫なんだろうか？
浮かれすぎて、へまをやらかさないように気をつけないと…



その後も、お昼はなにを食べようかとか、どんなことを話そうかと考え続けて、結局、眠りについたのは、空が明るくなる頃だった……