横顔の君
*
家に帰り、ほっとしたはずなのに、また私の鼓動はどきどきする。
だって、もしかすると、この中には……
私は、一冊ずつ本の中身を確かめた。
メモが入ってないことがわかると、安心と落胆を同時に感じた。
神経をすり減らしながら何度も何度もそんなことを繰り返し…
もしかしたら、あれはやっぱり照之さんからのメモじゃなかったのかも…
九冊目に何も入っていなかった時、そんなことを思った。
諦めの境地で探した十冊目……
「あっ!」
私はその中に、小さな四つ折りのメモをみつけた。
やっぱり入ってた…
私は恐る恐る、そのメモを開いた。
『癒されてるのは僕の方ですよ。
吉村さん、僕はあなたのことが好きです。
こんな手段でしか想いを告げることが出来ないふがいない僕を、どうかお許し下さい。』
メモの文字が揺らいで見えた。
信じられなくて…本当に嬉しくて…
胸がいっぱいになって、私はそのまま声を上げて泣いてしまった…
家に帰り、ほっとしたはずなのに、また私の鼓動はどきどきする。
だって、もしかすると、この中には……
私は、一冊ずつ本の中身を確かめた。
メモが入ってないことがわかると、安心と落胆を同時に感じた。
神経をすり減らしながら何度も何度もそんなことを繰り返し…
もしかしたら、あれはやっぱり照之さんからのメモじゃなかったのかも…
九冊目に何も入っていなかった時、そんなことを思った。
諦めの境地で探した十冊目……
「あっ!」
私はその中に、小さな四つ折りのメモをみつけた。
やっぱり入ってた…
私は恐る恐る、そのメモを開いた。
『癒されてるのは僕の方ですよ。
吉村さん、僕はあなたのことが好きです。
こんな手段でしか想いを告げることが出来ないふがいない僕を、どうかお許し下さい。』
メモの文字が揺らいで見えた。
信じられなくて…本当に嬉しくて…
胸がいっぱいになって、私はそのまま声を上げて泣いてしまった…