横顔の君
*
(やった…渡せた……)
自分の部屋に入ると、緊張が解け、足の力が一気に抜けた。
その時…スマホの着信音が鳴った。
画面には隠岐照之の文字。
再び、全身に緊張が走った。
「は、はい、吉村です。」
「あ…あの隠岐です。」
「はい……」
「そ、その……あれ…本気にして良いんですか?」
「え?」
「ですから…その……」
いつも冷静な隠岐さんが、珍しく焦っているのが感じられた。
「は、はい。もちろんあれは本心です。」
「ほ、本当に?」
「本当です…わ、私……隠岐さんのことが好きです!」
言ってしまった…
ついに、本心を伝えてしまった。
「あ、ありがとう、吉村さん!
じゃあ、僕とお付き合いして下さいますか?」
「はい!もちろんです!」
「あ、ありがとう!!」
事は予想以上にあっさりと運んだ。
私は想いを伝えることが出来、そして、隠岐さんと付き合うことになった。
ついに、高い壁を乗り越えることが出来たんだ。
ほっとして…嬉しくて…
全身の力が抜けて、また涙がぽろぽろとこぼれてしまった。
隠岐さんを初めて見て…
一目ぼれして…
それから、いろんな誤解を重ねながらも、ずっと隠岐さんのことを想って…
そして、その想いがようやく実を結んだ。
これ以上のことがあるだろうか?
私の熱い涙は、なかなか止まることはなかった…
(やった…渡せた……)
自分の部屋に入ると、緊張が解け、足の力が一気に抜けた。
その時…スマホの着信音が鳴った。
画面には隠岐照之の文字。
再び、全身に緊張が走った。
「は、はい、吉村です。」
「あ…あの隠岐です。」
「はい……」
「そ、その……あれ…本気にして良いんですか?」
「え?」
「ですから…その……」
いつも冷静な隠岐さんが、珍しく焦っているのが感じられた。
「は、はい。もちろんあれは本心です。」
「ほ、本当に?」
「本当です…わ、私……隠岐さんのことが好きです!」
言ってしまった…
ついに、本心を伝えてしまった。
「あ、ありがとう、吉村さん!
じゃあ、僕とお付き合いして下さいますか?」
「はい!もちろんです!」
「あ、ありがとう!!」
事は予想以上にあっさりと運んだ。
私は想いを伝えることが出来、そして、隠岐さんと付き合うことになった。
ついに、高い壁を乗り越えることが出来たんだ。
ほっとして…嬉しくて…
全身の力が抜けて、また涙がぽろぽろとこぼれてしまった。
隠岐さんを初めて見て…
一目ぼれして…
それから、いろんな誤解を重ねながらも、ずっと隠岐さんのことを想って…
そして、その想いがようやく実を結んだ。
これ以上のことがあるだろうか?
私の熱い涙は、なかなか止まることはなかった…