男嫌いな私が好きになるわけない!
「はいっ。じゃあ、また後で!」
そう言って私は職員室へと向かった。





「す~…は~…」
やっぱり職員室に入るときは緊張するなぁ。
「し、失礼します。神田先生はいますか?」
全体を見回すと、どこからか「はい。」と声が聞こえた。
神田先生は、20くらいの女性で、とっても美人なんです。それにとっても優しいから、皆に人気があるんです。
「保健担当の神田です。どうかしましたか?」
「えっと、実は友達が体調が悪くて…」
「あら、そうだったんですか?分かりました。」
そう言って、保健室に向かった。





「叶!先生連れてきたよー!」
中に入ると、叶はもう寝ていた。
「この子ですか?」
「はい。すごくフラフラしてて、顔が青白くて、気持ち悪いって言ってました。」
先生は考え込んでから、言葉を発した。
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