素直になれなくて
「どーする?」


「とりあえず映画でも見るか」


「うん、そーだね」



私とリクは、大ヒット中の恋愛映画を
見ることになった。



って、それは1時間前のこと。




「じゃあ私達、映画見るから」


「え?私とリクは?」


「別行動ねぇ~バイバ~イ」


「ちょっと、お母さんっ」



私が、お母さんを追いかけようとすると
リクに腕を捕まれた。



「ムダだよ、追い掛けても。

1回言い出したら、聞かないじゃん」


「まーそーだけど…」



ってな感じで…



お母さんたちに、振り回されていた。




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