素直になれなくて
love 2
学校が終わって、地元の駅に着くと
コンビニに入って行くリクがいた。



私は小走りでリクに駆け寄ると、リクに声を掛けた。



「リク!」


「あーココ」


「今、帰り?」


「うん、まぁ」



何だか、周りをきょろきょろするし
歯切れが悪いリク。



「どーしたの?

誰かと待ち合わせ?」


「え?…まぁ、そんなとこ」



その時、後ろから高めの声がリクを呼ぶ。



「リク~お待たせ~」


「あー大丈夫」


「誰?」



小柄の可愛い子は、リクに腕を絡ませながら
聞いてきた。




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