素直になれなくて
「あー幼なじみ?」


「何で疑問系なの?」



仲が良い姿を、目の前で見せられて
私の心は一気に落ちた。



「じゃあ、私行くね」


「あっ、ココっ」



リクに呼び止められたけど、振り向かずに
そのまま走った。



胸の奥が苦しくなるのを、振り切るように
とにかくとにかく走った。




そっか…そうだよね…



彼女…いるよね…




バカみたい…





< 18 / 47 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop