素直になれなくて
ヤバい!!!



私は一目散に、家の方へ逃げた!!!



「ココ!!待てよ」



ウソ…



追い掛けてくる…




パシッ!!



足が早いリクに、あっという間に
捕まってしまった…




「何で逃げるんだよ!

LINEだって、返事しないし」


「……………」


「ココ!

何か言えよ!!」


「だって…リクは…

彼女いるんでしょ?」


「彼女?

あーこないだの」


「私、リクと会うの…ツライもん…」



溢れ出す涙を、片手で必死に拭いながら
リクに訴えた。



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