嫌いじゃない。
なんだこれ…
「アンタの髪、金髪のくせにふわふわしてて気持ちいいね。」
「そりゃ、毎日お手入れしてますから。」
私の肩に頭をコテンと乗せてくる。
「…重いんですけど。」
「ちょっとだけー」
「何目瞑ってんの。寝ないでよ?」
「んー」
…………………………。
ダメだコイツ。
「ねぇって…」
ギュッ
「あーあ。早くオレのにしたい。早くオレのこと好きになってよ。」
甘えたような口調でいう。
「ちょ、ちょっと…」