嫌いじゃない。
「うわぁ!先輩どうしたの?!」


「ごめん。今片付ける」



あーあ。やっちゃった。



「瑞穂ちゃーん!私達とお昼食べよう?」



谷山に呼ばれる。



嫌味を散々言われるだけだろうけど…




もういいや。二人で勝手に仲良くしとけばいいよ。



「わかった」



タオルでお茶を拭いてから席を立つ。



「え?!瑞穂先輩、なんで?」



「なんでって…杏里ちゃんと二人の方が楽しいんじゃない。ていうか付き合っちゃえば?君らお似合いだと思うけど。」



「なんでそうなるわけ?」



「ただ思った事言っただけだアホ。死ね!」



「死ねって…俺今なんかした?!何でキレてんの?」



意味がわからないという表情をして、声を少し荒げる。



私だってよくわからないよ。全然わからない。



「ここだよー!」と指された所に座る。




座った瞬間すぐに谷山達の対応が変わった。

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