音ちゃんにお任せ
パチッ。
目をあけた。
あれ、私・・・。
見知らぬ天井です。
ここは、どこ?
私は知らないベッドの上で眠っていました。
黒いシーツのシックなベッド。
電気がついたままで、部屋を見渡すとあまりものの多くないシンプルな部屋でした。
私は、・・・そう言えば、一ノ瀬くんの家に来ていて。
フラフラと立ちくらみがして・・・。
も、もしかして、ここは一ノ瀬くんの家?
誰の部屋なんでしょう。
男の子の部屋っぽいということは、一ノ瀬くんか結斗くん?
私は慌ててベッドから身体を起こす。
「目が覚めたか」
その時、突然開けられた扉から一ノ瀬くんが顔を出しました。