音ちゃんにお任せ
魔の期末テスト
一ノ瀬くんのお誕生日でした。
無事、次の日にみんなでお祝いをすることが出来ました。
腕時計も、喜んでもらえていたらいいなと思います。
さあ。
期末テストです。
私、その存在をすっかり忘れておりました。
「やばいです。とても、やばいのです」
「どうしたの?」
「すっかり、テストの事を忘れていたのです・・・!」
青ざめる私に、呆れ顔の未江ちゃん。
私、真面目が取り柄なくせに・・・、バカなのです。
コツコツとやっていないとできないような要領の悪さなのです。
「でも、どうにかやるしかないでしょ。赤点とったら追試だよ」
「うぅ・・・」
そうなのです。
赤点があった教科は、夏休み入って追試があるんです。