音ちゃんにお任せ
「穴があったら入りたい・・・・・・」
帰ってきた答案用紙を前に、青ざめて呟く。
目を疑うような悲惨な数字に全てを燃やして消し去りたい。
「あんた・・・、その顔、もしかして」
「未江ちゃん~」
悲壮感たっぷりの顔で未江ちゃんを見上げる。
そう。
そのもしかしてなのです。
赤点3つもとってしまいました!!!
真面目な面して、見かけ倒しです!
「いくつ?」
「・・・三つ」
「あらー、結構ね」
救いようないですか?
そうですよね・・・。
赤点なんて・・・。