音ちゃんにお任せ
「・・・あんた、ばっかじゃないの!?」
飯島さんはそう怒鳴りつけると出て行ってしまった。
わ、私・・・、怒らせてしまったのでしょうか?
バカ・・・。
なにが、・・・?
私はいったい何を怒らせてしまうようなことをしてしまったのでしょう・・・。
「あ、いけない。帰る準備を・・・」
今日は、一ノ瀬くんの退院の日です。
恐らくもう家にいるころですね。
帰りに、一ノ瀬くんの家に寄って帰りましょう。
コンタクトをメガネに戻し、スーパーによって食材を買ってから一ノ瀬くんの家に向かう。
久しぶりに一ノ瀬くんのお家です。
少し、緊張してしまいます。
一ノ瀬くんに抱きしめられて、抱きしめ返したことを・・・思い出して・・・。