音ちゃんにお任せ



琴心ちゃんはわりとすぐに寝付いてくれホッとして階段を降りる。
お二人のお兄さんに軽くメモを残した。



鞄を持ちリビングをぐるっと見渡すと玄関に向かおうと歩き出す。


その時、リビングから玄関に抜ける扉が開いた。




「・・・・は?」





「え?」






その先に現れた人物に私は驚きの声を上げた。
それは、あの一ノ瀬瑞己くんだったから。



な、な、な、なぜ!?




「なんで、あんたがうちにいんの」

「う、うち!?ここって、一ノ瀬くんのお家だったんですか!?」



衝撃的な事実。
え、だって、え?





< 23 / 290 >

この作品をシェア

pagetop