音ちゃんにお任せ
琴心ちゃんはわりとすぐに寝付いてくれホッとして階段を降りる。
お二人のお兄さんに軽くメモを残した。
鞄を持ちリビングをぐるっと見渡すと玄関に向かおうと歩き出す。
その時、リビングから玄関に抜ける扉が開いた。
「・・・・は?」
「え?」
その先に現れた人物に私は驚きの声を上げた。
それは、あの一ノ瀬瑞己くんだったから。
な、な、な、なぜ!?
「なんで、あんたがうちにいんの」
「う、うち!?ここって、一ノ瀬くんのお家だったんですか!?」
衝撃的な事実。
え、だって、え?