音ちゃんにお任せ



カフェの定休日。
カフェを貸し切って飲み会が開かれました。


そこには、普段はあまり会わない年上のパートさんや、厨房で料理担当の男の方など、様々な人が集結しました。


料理は料理担当の方がちゃちゃっと作ってくださり、机の上には豪華な料理の数々。




「今日は、無礼講!しっかり食べてしっかり飲んで楽しみましょう!」



オーナーの掛け声により、一斉にみなさん手を付け始めます。
賑やかな会の始まりです。


なんでも、半年に1回程度このような飲み会が開催されるらしいのです。
オーナーがこういう事が好きな方で、盛り上げてくださるのだとか。


もちろん学生チームはジュースで乾杯をし、それぞれに楽しんでいる模様です。


一ノ瀬くんはというと。




「瑞己さん、食べてますか?はい、どうぞ!」

「・・・いい」

「遠慮しないでください!何か欲しいものありますか?」

「遠慮なんて、してない」




隣に飯島さんが張り付いて、ずっとあんな感じなのです。
一ノ瀬くんは面倒くさそうにあしらっていますが、飯島さんはめげたりしません。

ある意味、すごいです。




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