音ちゃんにお任せ
「でも・・・」
瑞己くんが私の手をぎゅっと握りしめる。
その手に視線を向けた後瑞己くんを見上げる。
「あいつらばっかかまってないで、一番は俺だからな」
「っ!も、もちろんです!」
知らなかった瑞己くんの顔。
少しヤキモチ焼きで、素直な瑞己くん。
ああ、なんて愛おしいんでしょう。
「瑞己くんが、一番です!」
きっとそれはこれから先ずっと。
「頼んだ」
「はい!私に、お任せください!」
ずっと、側にいると誓いますから。
END