音ちゃんにお任せ



「おとちゃん!あそぼっ」

「こと、手洗いうがいが先」

「はあい!」



一ノ瀬くんに連れられ洗面所に戻っていく琴心ちゃん。
一ノ瀬くんが、お兄ちゃんです!


さて、私は最後の仕上げをいたしましょう。



テキパキと料理をとりわけテーブルに並べていく。




「わー!今日も美味しそう!」

「ありがとうございます」

「なんか運ぶよ!」




冬深ちゃんに手伝ってもらいながら無事夕食の準備を終えた。




「いただきます!」




そういえば、揃うのは初めて、ということは一ノ瀬くんがこの場にいるのも初めてということで・・・。
一ノ瀬くんが私のご飯を食べるのを見るのは初めてです。


そうっと一ノ瀬くんを見る。



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