【完】私が恋したプリンス*


「今日、ずっと見てたじゃん」



た、確かに見ていたは見ていたけれど…



「それはその…」



あの光景が気になっていたわけで。

そんな、好意があるかないかって意味では…



「なに、俺に言えないの?」



「そうじゃなくて…」



あのことは言っちゃダメな気がするから…



私の心情なんて知らない優人は少しムスッとしている。

どうして優人がムスッとしているの…

< 100 / 307 >

この作品をシェア

pagetop